10月28日(土)と29日(日)の2日間、佐野市国際クリケット場(SICG)で、クリケット日本代表とクリケットの盛んな8ヵ国の大使館選抜チームが参加するクリケット大会「エンバシーカップ2023」が開催され、各国大使館関係者やクリケットファンらが大勢訪れ、大いに盛り上がりました。
エンバシーカップは2018年に、旧田沼高校のグラウンド跡地をクリケット場として整備したことを記念して始まったもので、クリケットが盛んなことで知られる南西アジアやオセアニアなどから各国大使館がチームを編成し参加。現在では、佐野市の国際交流の一大イベントとなっています。また、エンバシーカップ開催期間中に合わせて「たぬまふるさと祭り」も開催され、市内外から多くの来場がありました。
初日は天候が懸念されながらも予定通り9時30分から試合開始。参加した日本代表とインド、英国、豪州・ニュージーランド連合、スリランカ、ネパール、バングラデシュ、パキスタンの大使館チームがT10形式と呼ばれる60球ずつ投球する試合形式で戦い、2つのリーグに分かれ試合を行った後、2日目に各リーグの決勝と3位決定戦を行い、2023年はインド大使館選抜チームと豪州・ニュージーランド大使館選抜チームが優勝トロフィーを手にしました。
会場内にはスポフェスZONEとして一般来場者も参加できるミニ運動会も開催。バスケットボール、フットサル、クリケットに参加する子どもたちの姿が見られました。また、キッチンカーがならぶフードブースでは、フィッシュ&チップスやピザ、インドやスリランカの料理などが販売され、各国の料理を頬張る来場者で賑わっていました。
28日夕方から開催されたセレモニーでは、クリケットの普及に向け昨年発足した超党派の国会議員連盟「クリケット議連」の井上信治議員、朝日健太郎議員、上野通子議員もSICGを訪れ、2028年に開催されるロサンゼルスオリンピックで、正式競技にクリケットが採用されたことも報告。その後は、「クリケット&食と音楽の夕べ」と題して交流会が行われ、日本とカリブ海を繋ぐシンガーAnnGやJazzドラマー小山太郎氏らトリオの音楽パフォーマンスも披露され、選手・関係者一同大いに楽しみました。 また、2日目に同時開催された「第47回たぬまふるさと祭り」では、ハロウィンの時期ということもありASOレンジャーとの仮装大会や模擬店、お化け屋敷、豪華賞品があたる抽選会などが催され、たくさんの来場者がクリケットと共に楽しんでいました。